「武蔵」は、世界最大の大和型戦艦で、シブヤン海において軍艦史上最大の被害を受けて沈没したのにも関わらず、同型艦の大和の為に影の薄い存在と思われます。
 模型としても実艦の最終形が、対空装備の改造が未完了のまま海戦に参加し、外観が中途半端なせいか、作製例をあまり目にしません。
 そこで、模型の作製は最終形ではなく竣工時とする事で、外観の中途半端感をなくし、対空装備があまりない事で、ラジコンとしてもメンテナンスがし易くなります。 また、1/350の大和型の竣工時はオリジナルの模型がないので、作製例としても大変珍しい模型になるはずです。

■オリジナルモデルは、タミヤ 1/350戦艦武蔵です。 ■ラジコン・モデルとして作製します。
■外観を昭和17年8月5日竣工時にし、ラジコンで動かす事を目的します。
  ●外観の変更内容
   1.スクリュー取り付け部の修正。 2.舵取り付け部分の修正。 3.船体側版を表現。 4.艦首、鎖の交換。
   5.対空兵装の撤去、両舷の15.5センチ3連副砲に変更。 6.対空兵装の撤去に伴う甲板の張替え。
   7.航空甲板の装甲版の追加。 8.航空甲板、リノニューム張り通路の追加。 9.艦橋を竣工時に変更。
   10.メインマストを真鍮線を使って、実艦に変更。
  ●ラジコン仕様
   1.前進/後進。 2.変速。 3.舵、切り。 4.スクリューを真鍮製に。 5.動力:2モータ、減速ギヤー。
   6.電源:10.8V(1.2V×9)コンバータ使用で7.2Vに変更。 7.ラジコン4ch仕様。
   8.主砲/副砲旋回。 9.15メートル測距儀旋回。 10.航灯LED点灯。
【1】平成26(2014)年11月03日 調査
 信濃改良に伴い、機関部も取り外したのでギヤの寸法を計測しました。
 (写真は、信濃の機関部です。)


【2】平成27(2015)年03月14日 発見
2015年3月13日(日)に戦艦武蔵の海底の映像がライブ配信されました。
武蔵が戦後70年目にアメリカ人によって、発見された事が以外に思いましたが、 これから武蔵を作ろうと考えている者にとっては、めぐり合わせの様な感もあります。
武蔵最後の証言などでは、大和とより静に沈んだはずなので、 最後の姿のままで海底に眠っていると思っていましたが、 沈没の途中で内部で何らかの爆発があって、船体が大きく損傷しているようです。
映像では、艦首が上向き・艦尾が下向きとなっている事から、前と後ろで分裂していると思われます。
ライブ配信の最後で、スッタフ一同での黙とうに犠牲者に対する心遣いにが感じられました。 今後、遺骨取集を含めて武蔵が適切に保存される事を望みます。


【3】平成30(2018)年08月24日 機関部作製
機関部の主な部品です。
耐久性を考えてプロペラシャフトの軸受けには、ベアリングを使用し、モータも使用電圧が高いものを使います。
ギヤも耐久性の高い真鍮製・プラスチック製の物を組み合わせて作製します。






信濃で計測したプロペラシャフトの計測状況です。






















反トルクを消す為、モータは2個使用します。
今回は、2個のモータで内・外と別々のスクリューを動かし、これにより、一個のモータに異常があっても何とか回収出来ます。


【4】平成30(2018)年09月13日 機関部
上記の部品を使って、武蔵の動力となるユニットを作成しました。
モータを2個使って外側・内側のスクリューを別々に動かす事が出来ます。
ギヤの調整には、想像通りの時間が必要でした。特に、外側2軸のスクリュー
を動かす部分は、ギヤの数が多く調整に時間が掛かっています。
また、大和・信濃の経験からモータが簡単に交換できるように工夫しています。
【5】平成30(2018)年09月16日 スクリュー軸受けパイプ
スクリューの軸を通すパイプを真鍮パイプで作っています。
信濃同様、スクリューの軸をパイプで覆い強度を保たせます。


【6】平成30(2018)年09月18日 スクリュー軸防水
スクリュー軸の防水部品を作製します。
プラスチックパイプ部分にシリコン製のOリングを2個入れる様にしています。











【7】平成30(2018)年09月19日 スクリュー軸防水部品組立
防水用の入れたOリング2個を抑える蓋を、プラスチックネジを削って作製し、組み立てます。

【8】平成30(2018)年10月10日 機関部調整
機関部を作って一ヶ月ほど経過して確認したところ、使用したプラ版の一枚に細かなひび割れが見られたので、 その部分を作り直して、さらに回転軸を仮のプラ棒から真鍮の棒に変更しました。
プラ版のひび割れは、わずかな歪みが原因でしたが、再度の組立で、歯車のかみ合わせの調整がさらに必要となしました。

【9】平成30(2018)年12月07日 船体強化
船首のプラスチックが薄い部分に裏から、補強材をあって強化します。










艦の左舷・右舷にも薄い部分があるので、帯状の補強材をあてます。



【10】平成30(2018)年12月14日 動力取り付け
動力取付の為の支持を取り付けます。










軸受けとの調整を行いながら、動力を船体に取り付けます。
振動対策として、Oリングを挟んで取り付けてます。

【11】平成30(2018)年12月16日 プロペラシャフトの艦底部加工
プロペラシャフトの艦底部を加工します。


【12】平成30(2018)年12月19日 艦底部の補強
艦底部を削り込む為に、内側を埋めて補強します。
シャフトブラケットは実艦とあまりにも違うので0.8ミリの真鍮線を埋め込んで作り直し、真鍮線を通す穴を開けます。

【13】平成30(2018)年12月20日 艦尾艦底の修正とシャフトブラケット作製
シャフトブラケットを取り付ける真鍮線を補強してます。










プロペラシャフトはブランケット支持の為、真鍮パイプを通しています。


【14】平成30(2018)年12月23日 振動対策&防水壁
プロペラシャフトからの漏水対策として防水壁を入れます。
中部のプロペラシャフト2軸は、軸が長く出ていて振動がおこる場合があるのでベアリングを当てます。


【15】平成31(2019)年 1月 3日 舵制御&防水
防水の為の透明プラ版を取り付ける、支柱を取り付けます。










防水のプラ版には、舵を制御する機構も取り付けています。










舵は、サーボの回転をギヤで伝える様にしています。




【16】平成31(2019)年 1月 8日 甲板加工&防水壁設置
艦首側は、船体に接着固定する為切り離し、後ろ側は取り外しが出来る様にします。








艦中央の機関部と制御部の間に防水壁を設けます。




【17】平成31(2019)年 1月10日 艦首錨開口部加工&艦首部木製甲板部削除
錨を取り付ける穴は、開口している為、水が入らない様に加工します。









艦首の木製甲板部を1ミリ厚で削り、新たな木製甲板となるプラ版を張る様にします。



【18】平成31(2019)年 1月12日 レール設置
防水の為の中敷きをプラ版から削りだしに使う、型紙を作製。









プロポ・電源制御・電池を組み込む為に、プラスチック製のレールを敷きます。




【19】平成31(2019)年 1月13日 滑り止め復旧
25ミリ単装機銃の取付穴を消す為に、滑り止めを型取りします。









裏からプリペアを流し込み、滑り止めを再現してます。



【20】平成31(2019)年1月15日 設置基板
受信機・制御機器・電源を設置する基盤となる板を防水版設置前に作ります。


【21】平成31(2019)年1月16日 砲塔基部開口
主砲砲塔基部は、内部に色々な機能を組み込む予定なので、基部を開口して主砲内部を拡張します。

【22】平成31(2019)年1月19日 内部防水蓋船体側作製
船体側の防水蓋の基礎部分を作って行きます。


【23】平成31(2019)年1月24日 内部防水蓋船体側作製
船体側の防水蓋のパッキンを付ける基礎と防水蓋です。



【24】平成31(2019)年 1月30日 飛行甲板切り離し
木製甲板を一枚にする為に、飛行甲板と木製甲板を切り離します。









竣工時の姿にする為に、増設された機銃を撤去します。



【25】平成31(2019)年1月31日 飛行甲板張り出し部分の切り離し
飛行甲板両側の張り出し部分も切り離し、切り離した部分を船体に接着し、飛行甲板部分はメンテナスの為取り外し可能とします。

【26】平成31(2019)年2月3日 内部防水蓋船体側作製
先に切り離した、飛行甲板両側の張り出し部分を船体に取付。



【27】平成31(2019)年 2月 6日 船体中央部構造の切り離し・艦尾甲板の固定
艦橋・煙突・マストの基礎となる構造物を竣工時に合わせて、甲板から切り離します。








また艦尾甲板をネジで、取り付けられる様にします。




【28】平成31(2019)年 2月 7日 船首甲板取付
艦首甲板を船体に接着します。









大和型戦艦は、第一砲塔部分が波を打って下がっています。 木製甲板は、張り替えるので基礎となるリブを作成します。



【29】平成31(2019)年 2月10日 木製甲板裏
木製甲板を作り直す際に元になる透明プラ版を作製しています。 砲塔の位置を確認・複製する為と、作製の際確実に接着する為に、元になるプラ版は透明で作ります。







第一砲塔部を低くする為に、先に作製したリブを裏打ちします。




【30】平成31(2019)年 2月12日 木製甲板貼り付け
細いスリットが入ったプラ版を2枚、新しい木製甲板として貼り付けます。









透明プラ版を使ってを基礎として張っているので、接着剤の塗り洩れを防ぐ事が出来ました。
透明プラ版は甲板を軽くする為と、接着面を少なくする為に穴を開けてます。



【31】平成31(2019)年 2月14日 バーベット切り離し
第一・第二砲塔と第一副砲のバーベットと一部の構造物(たぶん空気取り入れ口)を元の甲板から切り離します。








後部の副砲のバーベットを切り離します。










第三主砲のバーベットを切り離します。
これで甲板上の主な部品を取り外しました。


【32】平成31(2019)年2月16日 副砲位置決め
1/700のタミヤ武蔵を参考にして、撤去された副砲2基を竣工時の位置にします。

【33】平成31(2019)年2月18日 上部構造物の加工
撤去された副砲2基を元に戻すに当たって、構造物と干渉する部分があるので1/700武蔵を参考に、干渉している部部を削ります。

【34】平成31(2019)年2月19日 バーベット再取付
新しく作った木製甲板に、切り離したバーベットを再度取り付ける為、新しい甲板に取り付ける穴を開けます。


【35】平成31(2019)年 2月21日 中央構造物とバーベットの取付
中央構造物とバーベットを新しい木製甲板に取り付けています。









中央構造物は2ミリのネジ3本で取り付け事にします。 バーベットは、甲板塗装後に接着します。




【36】平成31(2019)年 2月24日 舵
プロポと作製した舵を組み合わせて、舵の駆動を調整します。









可動域は、一応計算通りでしたが、接続にバネ式のジョイントを使っているので反応があまり良くないので調整が必要かもしれません。









主舵は、ききを良くする為、キットの物を少し大きくしています。




【37】平成31(2019)年2月28日 主砲・副砲駆動部の作製
主砲・副砲を糸で駆動する事に、基部に糸を引っ張る滑車を作製してます。


【38】平成31(2019)年3月4日 副砲基部
副砲の基部を作成してます。


【39】平成31(2019)年3月6日 主砲基部
主砲の基部を作成してます。




【40】平成31(2019)年3月14日 砲塔旋回
砲塔旋回用のサーボを取り付ける部品を、中蓋裏に作製します。









砲塔旋回用の滑車は甲板側、駆動用のサーボは船体側にあるので、サーボの動力は、磁石で滑車に伝える様にしています。









主砲・第一副砲は一つのサーボで駆動しますが、左右の副砲は連動する砲がないので独立した一個のサーボで駆動させています。




【41】平成31(2019)年3月19日 後部砲塔旋回
後部砲塔の旋回の滑車は船体側に取り付けています。









木製甲板を取り付ける、ピンの位置を調整します。



【42】平成31(2019)年3月20日 電源スイッチ
電源スイッチは、第三砲塔内部に設けます。スイッチはマイクロスイッチを使っています。


【43】平成31(2019)年3月21日 電源スイッチの取付
第三砲塔の基部に電源スイッチの取付部品を取り付けます。









この段階で、砲塔可動部・木製甲板はほぼ完成しました。



【44】平成31(2019)年3月28日 ESP8622 TEST
砲塔旋回の基本的な機構を組み入れて、次はいよいよESP8622を使って、サーボ制御による砲塔旋回です。
これによって、任意の角度に対して一斉旋回が可能になります。

【45】平成31(2019)年3月30日 ESP8266 TEST & アンプ接続
砲塔旋回用のサーボを4個接続し、制御する為の試験を行いっています。









推進動力の制御を行うアンプと受信機の接続確認を行っています。 アンプから電源供給を行わない為に、アンプとの接続線を一本カットしています。




【46】平成31(2019)年4月2日 サーボ接続 TEST & 機関調整
砲塔旋回用のサーボを4個接続して、旋回角度の確認を行います。









推進機関を組み込む前にもう一度調整します。



【47】平成31(2019)年4月3日 内部塗装
機関を取り付けるエリアは、油が飛ぶと思われるので保護の為白で塗装しておきます。


【48】平成31(2019)年4月8日 組み込み
受信機・アンプ・ESP8266を船首部に組み込む様にします。









推進機関の組み込み。



【49】平成31(2019)年4月10日 電源組み込み
3.3ボルト/5ボルトの電源を組み込み、サーボ制御用の配線を行います。



【50】平成31(2019)年4月11日 配線
配線の調整を行います。









推進モータへの配線。



【51】平成31(2019)年4月13日 サーボ取り付け
砲塔駆動用のサーボを内蓋の内部に取り付けます。


【52】平成31(2019)年4月22日 電源・サーボとスピーカーを取り付け
発砲音を発生させるスピーカーをアンプを取り付けてます。




【53】平成31(2019)年5月2日 測距儀旋回
15メートル測距儀・10メートル測距儀旋回を行う、モータとギヤを組み込みます。








すでに竣工している信濃の重量は、1,576gです。。










現在の武蔵の重量は、1,442gであと134gの余裕しかありません。



【54】平成31(2019)年5月14日 第二艦橋内部(10メート測距儀旋回)
発砲音を発生させるスピーカーをアンプを取り付けてます。


【0】平成00(20XX)年00月00日 作製予定
●6/7 ESP8266組み込み完了。

@船体塗装。
A木製甲板塗装。
B艦首・飛行甲板・艦尾甲板作製塗装。
Cサーチライト組み込み。
D中央構造物作製。
E主砲・副砲作製。









































武蔵の作製過程

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